妊娠・出産は母体にさまざまな変化をもたらします。
赤ちゃんがお腹の中にいる時は “へその緒”で赤ちゃんとお母さんは繋がり 、文字通り一心同体。
出産までの間は、お母さんの体温・睡眠・食べたもの・吸ったもの・感情の変化・笑い声・泣き声…全て赤ちゃんと共有します。
お母さんは自分の体でもって、赤ちゃんを大きくしていくのです。

妊娠期間の体の変化
私の場合,3回の妊娠→流産を経験し
体外受精を2回行いました。
その2回目の体外受精が成功して、妊娠に至り長女を出産する事が出来ました。
子供は一人ですが、結果4回の妊娠を経験しています。
妊娠期間の体の状態は毎回違うし、人によってさまざまです。でも、やはり妊娠期間中は辛かったりしんどかったりして、今まで普通に出来てた事も時間がかかるようになってきました。そこに、何回も流産すると体へのダメージはとても大きいものでした。
でもこれだけは、後悔している事があって
精神科医の藤川徳美先生の「すべての不調は自分で治せる」で衝撃を受けたのが、本当に最近の事です。
藤川先生の本には、1回の妊娠・出産でかなりの鉄分が子供に移行すると書かれています。
妊娠中から特に“タンパク質と鉄”を取ってていたらと、今でも後悔しています。そうすれば、もっと流産の負担や産後直後の不調、2年も続く授乳期間も楽だっただろう思いました。
出産時の体にかかる負担
出産は命がけです。
よく例えられるのが
“鼻からスイカ”“フルマラソン完走”など聞きますが、私もそれは激しく同感です。
2日間の陣痛に耐えて自然分娩で長女を出産した時は、まさに生殺し状態(笑)陣痛促進の為、助産師さんに歩け歩けと言われ、病院内をずっと歩かされました。
今思うと、私の場合妊娠に至るまで4年もかかっていたので、出産の際に起こる一つ一つの出来事も喜んでいたのかもしれませんが。。。
でも、最高潮の痛みの時には【あーーー!!あたたたたたたたたたたたたあたたたたたたたたたた!!!!】と、北斗の拳の攻撃か!くらいの絶叫(笑)
苦しむ私の横で、旦那は笑っていましたが
めでたく長女が誕生
私は、大量出血と二日間寝ていなかった事もあり、気絶するように眠りました。出産直後の娘の姿は後日、旦那さんの撮影した動画をみて知る事になります。
まさに死闘とはこのことですね
母乳育児による母親の栄養不足
母乳はお母さんの血液です。
お母さんのおっぱいは毛細血管が張り巡らされて、血液に溶けている栄養素が浸透して母乳になっています。
私も当時は、太い血管が浮き出てパンパンに張ってました。体中の血液が胸に集中しているのがわかりました。
藤川徳美先生のfacebookからのお話です。
妊娠中に“プロテイン”と“キレート鉄”を飲んでいても、産後まだまだ足りていない。妊娠中には通常の1,5倍20g(60cc)×3のプロテインと鉄分は150~200mg程度必要だと書かれています。
産後の鉄タンパク不足の改善には20g×2。授乳の事も考えると20g×3が望ましいそうです。
タンパク質でしっかり体を整えて、それからサプリを飲まないとサプリの効果もありません。
炭水化物を控えめにして、卵・肉をしっかり食べる。足りないならプロテインを飲む。そうする事によって産後の体の不調はかなり改善できると思います。
私も藤川先生の本に当てはまる事ばかりで、もっと早くこの本と出合っていたかったと本気で思います。
出産をしてもう2年半以上経ちますが、まだ独身時代の体には戻っていません。不調もありますので、遅ればせながら私も今“プロテイン”と“キレート鉄”を飲んでいます。
そして出来るだけ、炭水化物を減らした食事。卵とお肉をしっかり食べる様にしています。
これは私だけでは無くて、2歳半の娘にも少しづつ進めています。パンやお菓子、カレールー等も取りすぎると良くないですからね。
栄養不足による体の変化
これもかなりの個人差があるのですが
私の場合は貧血と疲れやすさ、そして爪が薄くなり、おでこの辺りの髪の毛がかなり抜けました。
産後1ヶ月半は全然食べれなくて体力も落ちているし、頻回授乳と夜泣きで夜もろくに眠れない。とても辛かったです。
さらに追い打ちをかけるのが“母乳”
母乳はお母さんの血液から出来ています。
母体がしっかり栄養のある物を食べないと、しんどくなるのは当たり前ですよね。
野菜も大切ですがやはり【タンパク質】【鉄分】良質なお肉と卵です。
出産から2年半も経ちましたが、今からでも遅くないと食事だけでは補いきれないプロテインとキレート鉄を飲んでいます。ただ今もまだ体力は戻っていないし、親指の爪はガタガタ。前髪は薄くなり、舌も荒れています。
日々の忙しい生活の中で豪華な食事を毎日用意するのは大変だと思います。私は毎日卵を意識して多めに食べています。あとは、プロテインとで補給!今のところはこれで頑張っています。
まだまだ手のかかる子供との暮らしや、お仕事、家事。しっかり体力をつけてがんばりましょう。